ノーベル賞雑感(その一)

今年のノーベル賞は、何と日本人が物理学賞と化学賞の二つを受賞! 素晴らしい!

ノーベル物理学賞を取ったのは東大名誉教授の小柴先生というじいさんで、この人の功績はニュートリノ天文学を確立したということ(らしい)。金を集めてきて、カミオカンデという巨大な実験設備を作った手腕というか何というか、そういうのは確かにすごいんだろうね。

でも、小柴先生を直接、間接に知っている人たちによれば、この功績の陰で多くの人たちが犠牲になっているようだ。それなのに、あれをやれ、これをやれ、と偉そうに命令していただけのじいさんが、ノーベル賞は独り占めかよ! という意見もちらほらあるようである。ま、ノーベル賞は一つの分野で三人までに決まってるようだから、そういうわけにはいかないけどね。

ちなみに、ノーベル賞は死んだらもらえない、という鉄則があって、候補者が四人いるときは、ノーベル賞委員会は誰かが死んで三人に減るのを待ってるらしい(?)。ノーベル賞が欲しかったら、小柴先生みたいにしぶとく長生きするのがコツのようだ。