英語のオヤジギャグなのか

Nancy Drew Note Booksという洋書のシリーズを読んでいる。Nancy Drewという小学生の女の子が主役の探偵小説で、アメリカの小学生低学年向けの本とのこと。僕が小学生の頃、ナンシー・ドルー高校生編をよく読んだので(もちろん、日本語訳)、英語の勉強用に洋書を探していてたまたまこの本を見つけとき、懐かしくて思わず買ってしまったのだ。とりあえず#1,2,3,15の四冊を買って、#1を読み終えて、今は#2を読んでいるところだ。

SSSによると、この本の、例えば#1のレベルは3、語彙レベルは1500、総語数は10000。英語の本を読み始めたばかりの人がちょうど良いレベル、に違いない。僕にはちょうど良いみたいだ。ちなみに一度挑戦したけど挫折したハリポタのレベルは9、語彙レベルは5000、総語数は86000で、僕には難しすぎたようだ。

このNancy Drewシリーズは、文章がやさしい英単語で組み立てられており、英語表現がとても勉強になる。特に会話表現が多いので、
「おお、なるほど。こんな言い回しがあるんだ」
と感心しながら読んでいる。

面白かったところを日本語訳を混ぜて、ちょっと引用。(The Nancy Drew Note Books #2 The Lost Locket by Carolyn Keene)

Nancyが、育ての親も同然のお手伝いさんのHannahに、
"Hannah, make me an extra-big lunch, okay?"
と言うと、Hannahが木のスプーンをまるで魔法の杖のように振って、
"You're an extra-big lunch!"

つまり、ナンシーが
「私にランチを作って」
と言うのをハンナは
「私をランチにして」
とわざと違う意味に解釈して、
「あなたはランチだ!」
と魔法をかけるような仕草をしてNancyをからかってるわけです。なるほどね、と思ってしまった。それに対してナンシーは、
"That's Daddy's joke."
と答えているので、アメリカ版オヤジギャグなのでしょう。勉強になるなあ。