上を向いて歩こう♪

最寄り駅から家に向かう途中、何かが僕の前髪の右をかすめ、シャツの右前をかすめて地面に落下した。
「なんだ、これ?」
と思って、上を見上げてみたら、電線に二羽のハトが・・・。

クソ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

いたくフンガイしました。降りてこい! ゴルァ! と怒ってみても、
「はい、喜んで!」
などと言って、ハトが降りてくるわけは無い。

白いシャツにそのキチャナイものがべっとりと付いている。髪の毛にもたぶん付いていて取れない、いや手で取りたくない。怒りのぶつけ場所がなかったので、
「何であんなところに電線が通ってるんだ! 僕の許可無く、電柱なんて建てるな!」
と腹の中でひとり毒づきながら、できるだけ人気のない道を選んで自宅へと足早に向かった。しかし誰にも会わないで帰ることはできず、何人かの人にちらちらと見られてしまった。は、恥ずかしい。最悪だったのは、見るからに賢くなさそうな女子高生二人組に遭遇してしまったときで、その二人は不躾にジロジロと僕のことを見て、イヤな笑みを顔に浮かべながら、そして何かをコソコソと話しながら横を通り過ぎていったのであった。お、おまえら、○×△□!(自粛)

悲しい。何でこんなめにあわなければならないんだ、日頃の行いのせいなのか? 服は汚されるし、人には変な目で見られるし、まったく、フンだり蹴ったりだ。
(家に帰ってすぐに、泣きながら頭を洗いました)

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ドラマで菊川怜が「フン!」と言ってすねてみせる演技をしたとき、その演技のあまりのドヘタさに思わずイスから転げ落ちました。勉強はできても、演技は要努力です。
(フンつながり、ということで)