昔の日記

部屋を片付けていたら、X年前に三年間ほどつけていた日記を発見。僕は昔から、突然日記を書きはじめる癖があるのだ。そして突然書くのをやめてしまう癖もある。だからこの日記の最終回も突然やってくることでしょう。でも今のところやめる気はないから当分続けると思います。ご安心あれ。(誰もそんな心配してないか)

その日記をぱらぱら読んでわかったが、文章も考え方も、今と昔とで全く変わってない。うー、何も学ばない奴だ、僕って。今との違いは、毎日ちゃんと日記を書いていたこと。偉いぞ、昔の僕。でも無理矢理書いたのが見え見えのところもある。例えば、

3/26 一日中ゴロゴロする。
3/27 一日中ダラダラする。
3/28 一日中ウダウダする。
・・・

とこの調子で十日間続いている。おいおい、何やってるんだ、昔の僕。

記憶力には自信があったが、日記を読み返すまで、今まですっかり忘れていたことがかなりあった。
「おお、そんなこともあったなあ」
と、思い出しはじめると、突如としてその記憶が、ばばばばばばっと鮮明に蘇るから不思議だ。人間が経験したことはすべて記憶されている、思い出せなくなったものはただ記憶の底に沈んで取り出せなくなってるだけ、という説は本当かもね。

今書いているこの日記は、匿名で書いてるくせに、日にちまでぴったりで、内容にウソ偽りが何もない(たまに明らかな大ウソはあるけど)。ただ、自分の中で設けたある制約にしたがって書いているので、僕の生活のわずかな部分のことしか書いていない。書いていない残りの部分のことも記録に残したいなあ、と昔の日記を読んで思ってしまった。

というわけで、もう一つ日記を書くことにした。でもこれは完全に非公開で自分のためだけのものである。人に見せないから内容はかなりえぐいものになりそうだ。みんなにお見せできなくて残念。でもこれが本来の日記というものだけどね。