雨が降っているとき、歩くほうがぬれないのか、それとも、走ったほうがぬれないのか?

外に出かけるとき雨がやんでいたので、このまま今日は雨が降らないに違いない、と思い、かさを持たずに出かけた。すると、家から5分歩いたところで、雨がぱらぱらと降り出し、やがて大雨に。相変わらず、判断が甘い。こんな日は雨が降るに決まっているのに。

ここで問題。雨が降っているとき、走ったほうがぬれないのか、歩いたほうがぬれないのか、それともどちらも同じなのか、どのようにしたら一番ぬれないのか?

解答。走ると歩くより雨にぬれる時間は短くなるが体に雨がたくさんぶつかり、歩くと雨にそれほどぶつからなくなるがぬれる時間は長くなる。というわけで、走っても歩いてもどっちもどっちで、ぬれる量は同じになるような気がするかもしれない。でもこれは頭の上から見たとき、人間が板みたいに薄っぺらで厚みが無視できるのであれば正しい。しかし人間は上から見て大きさを持っているので、雨の中にいる時間が長いほど雨にぬれることになる。答えは「走ったほうがぬれない」。例えば、雨の中、同じ距離を10秒で走り抜けるのと、一時間くらいかけてゆっくり歩くのを考えてみれば、走ったほうがぬれないのは想像できるでしょ?

かさを取りに家に戻っている時間はなかったので、近くのコンビニに飛び込んだ。そして透明のかさを400円で購入。というわけで、さっきの問題のもっと正しい答えは、「走って近くのお店に入り、かさを買って、そのかさをさして歩く」というのが正解。「近くに歩いている人のかさに入れてもらう」、「いつでも折り畳みのかさを持ち歩く」、というのも正解である。答えはいつもひとつとは限らないのだ。

(コンビニの、ちょっと笑顔のかわいい女の子、僕が出した左手に下から左手をあて、上から右手を載せて、手で手をはさむようにして、おつりをくれる。感じのいいコンビニだ。また行こう)