さようなら、Yahoo!BB。期待してるぞ、So-net!

以前日記に書いたが、7/11にYahoo!BBADSLサービスに申し込んだ。しかし8月下旬に工事するとのメールをよこしておきながら、予定の期日になっても工事の連絡はなく、申し込んでから3ヶ月たった現在まで何も進んでいない。まったく、ひどいものだ。やはり申し込んだときの不安は的中した。

Y!BBは8Mbpsという高速なADSLの環境を他社の半分以下の値段で提供して世間を驚かせた。このように低料金にできるのは、コンテンツサービスを有料にして利益をそちらに期待するからというのがY!BBの主張だが、実際にはサポート体制の手を抜くことで実現している。だからY!BBのサポート体制はお粗末だ。サポート用の電話番号も公開せず、かわりにサポート用のメールアドレスを提示するのみである。このメールアドレスに開通予定日を問い合わせるメールを3回ほど送ってみたが、いずれも返事になっていない意味不明なメールが返ってきた。きっとクレームに対するお決まりの文章を、コピー&ペーストして送り返してきたのだろう。サポート要員の質も信じられないほど低いようだ。

Y!BBが低料金のADSLサービスを引っさげて登場した頃はこれでも良かった。
「安くしてやるんだから文句を言うな」
という強気な態度も許された。

しかしその頃と今とでは状況は全く違う。各社が相次いでADSLサービスの料金を引き下げたからだ。しかもサポート体制は、Y!BBよりもはるかにまともだ。かろうじてY!BBはもっとも安い料金の座を保持しているので、そのわずかな差がどれだけユーザーに魅力的にうつるかにY!BBの今後がかかっているであろう。だが今までのような人を馬鹿にしたY!BBの商売のやり方は、料金をさらに下げでもしない限り、もはや通用しないだろう、と僕は考える。

Y!BBの出現は、それまで高かったADSLサービスに価格破壊をもたらし、ADSLはぐっと身近なものとなり、一気にその普及率を加速させた。Y!BBの果たした功績は確かに大きい。それは素直に認めたい。だがY!BBのひどさに僕はもうこれ以上我慢できない。

というわけで、前置きがえらく長かったが、Y!BBの申し込みを取り消した。ああ、すっきりした。悪い呪縛から解き放された思いだ。そしてかわりにSo-netの8MbpsのADSLサービスに申し込んだ。期待してるぞ、So-net。今度は僕の期待を裏切らないでくれ!